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SVBONY SC571CC:深宇宙への扉を開く、高性能APS-C冷却カメラの紹介

SVBONY SC571CC:深宇宙への扉を開く、高性能APS-C冷却カメラの紹介

1.はじめに

SVBONY SC571CCは、天体写真界で高い評価を受けるSony IMX571 2600万画素BSI(裏面照射型)CMOSセンサーを採用した、APS-Cフォーマットカラー冷却カメラです。23.4×15.7mmの広大なセンサー面積3.76µmの比較的大きなピクセルピッチを組み合わせることで、広い視野と豊富な光量捕捉を両立し、星雲や銀河の繊細な構造を高解像度で記録します。

2.基本仕様

型番  SC571CC
センサー  Sony IMX571 APS-C光学フォーマットセンサー 
解像度 6224x4168
ピクセルサイズ 3.76μmx3.76μm
APS-Cサイズ 23.5mmx15.7mm
対角線 28.3mm
冷却方式 二段階式TEC冷却
ビット深度 16bit
シャッター方式 ローリングシャッター
ダイナミックレンジ 86.8dB(低ノイズモード)
バックフォーカス 17.5mm
ゲイン 100~10000
フルウェル容量 51ke⁻
読み出しノイズ 2.6~1.14e⁻
露光時間 0.1ms~3600秒
BIN デジタルピクセルビニング:1×1から8×8まで対応(スタックまたは平均方式)
ハードウェアピクセルビニング:1×1から3×3まで対応(平均方式)
デベイヤー配列 RGGB
フレームレート(全解像度・部分読み出しモード時) 16bit:
6.8 FPS @ 6224×4168
28 FPS @ 3104×2084
63 FPS @ 2064×1386
8bit:
13.2 FPS @ 6224×4168
37.1 FPS @ 3104×2084
110 FPS @ 2064×1386
低ノイズモード 16bit: 3.4 FPS @ 6224×4168
低ノイズモード 8bit: 12.7 FPS @ 6224×4168
本体インターフェース DC 5.5×2.1 12V 端子 1個
USB-C 3.0端子 1個
本体カラー シルバーグレー
保護窓ガラス ARコーティングガラス
重さ 577g

 

3.6つの核心的な性能特徴

1. APS-C大型センサーによる圧倒的な情報量

一般的な1インチセンサーに比べて約1.5倍以上の撮像領域をカバーします。これにより、アンドロメダ銀河(M31)や北アメリカ星雲(NGC7000)のような広がりのある天体を、より少ないコマ数、より広い視野で捉えることが可能になります。撮影効率が向上し、大規模な天体の全体像を美しく構成できます。

2. ゼロ・アンプグロー技術によるクリーンな長時間露光

IMX571センサーの特徴である「ゼロ・アンプグロー」技術を採用。長時間露光時に他のセンサーで問題となるアンプグローによるノイズパターンが発生せず、ダークフレームが非常にクリーンに保たれます。これは、Hα領域などの微弱な輝線星雲を撮影する際に、信号対雑音比(SN比)を高め、精細な構造を引き出す上で極めて有利です。

3. 高性能な二段階式TEC冷却設計

センサー温度を周囲温度より最大35℃低減(ΔT = -35℃)。開発テストではΔT -28℃から-40℃の冷却が確認されており、公称値は安定性を考慮した控えめな数値となっています。暗電流ノイズを劇的に低減し、夏場の高温環境下でも安定した長時間露光を実現します。

4. 幅広い光学系との互換性

APS-Cフォーマットのイメージサークルにより、屈折・反射など様々な望遠鏡(中望遠から長焦点)と組み合わせても、周辺までシャープな像を確保できます。

5. 優れたダイナミックレンジと階調表現

16ビットADCを搭載し、最大14段階の広いダイナミックレンジを実現。微光部のディテールを保持しながら滑らかな階調再現が可能で、Hα領域や淡い星雲の繊細な構造も捉えられます。

6. 充実した互換性とシステム安定性

ソフトウェア対応: NINA、SharpCap、APT、SGP、ASCOMなど、主流の撮影・制御ソフトウェアを幅広くサポート。

OS対応: Windows、Linux、Raspberry Piに対応し、観測所の自動化やリモート撮影に柔軟に対応。

ハードウェア安定性: 512MBのDDR3バッファメモリを内蔵し、USB通信時のフレーム落ちを防止。一晩中の連続撮影シーケンスも安定して実行可能です。

4.設計上の細部へのこだわり

1. 信頼性を重視した電源・接続設計

電源コネクタには一般的な5.5x2.1mmではなく、5.5x2.5mm規格を採用。接触面積が大きく、高い電流容量と低い接触抵抗による発熱低減を実現し、長時間露光時の安定供給を確保しています。

USBインターフェースには汎用性の高いUSB Type-Cを採用し、接続安定性向上のために固定用ネジ穴も設けられています。

2. 総合的な保護・熱対策

加熱式防露機能: 光学窓に加熱機能を内蔵。SharpCapやNINAのソフトウェアから直接オンにでき、寒冷地や高湿度環境での結露・曇りを防止します。

3. ゴム製保護カバー: 使用時以外は専用の密閉カバーでセンサー面を保護。ホコリや異物の付着を防ぎ、常にクリーンな状態を維持できます。

4. 最適化された熱設計: 全金属製の三段構成ボディには、効果的な放熱口が配置されています。黒とシルバーのツートンカラーデザインは、機能性とスタイリッシュな外観を両立。

5.実践的な性能評価

SVBONYは、製品発売に先立ち、Naztronomy氏にSC571CCのレビューをご依頼する光栄に浴しました。以下は、氏による評価の一部をご紹介します。

1.冷却性能:迅速な降温と安定性

ユーザーレポートによれば、冷却開始時の降温速度は非常に速く、設定温度への到達が早いことが特徴です。消費電力が効率的に冷却に使われ、高温環境下でも公称通りの冷却性能を発揮。温度制御アルゴリズムにより安定した温度を維持し、ダークフレームの整合性を高めています。

“I noticed the power usage jumped really quickly and the temperature came down really quickly. I'm impressed with that. ”
(参考訳:「消費電力が急激に増加し、温度も急激に下がったことに気づきました。これには感心しました。」)

“The lowest I got was -37°C below ambient which is still pretty impressive. ”
(参考訳:「最低気温は周囲温度より -37°C 低かったのですが、それでもかなり印象的です。」)

2.光学性能を最大限引き出すセンサー傾斜管理

高精度な製造と組み立てにより、センサー面の光学軸に対する傾斜(チルト)が最小限に抑えられています。これは、視野全体で均一なピント(星像)を得る上で極めて重要です。チルトが少ないことで、画像の四隅までシャープな星像が保たれ、フラット補正も容易になり、最終画像の品質向上に寄与します。

“Here's the tilt analysis. I'm really impressed with it:  ”(参考訳:「これが傾斜分析の結果です。とても満足しています。」)

出典:Naztronomy

3.撮影条件に最適化されたゲインモード

天体の明るさや光害環境に応じ、複数のゲイン設定を用意。各モードは読み出しノイズとダイナミックレンジの最適なバランスを実現し、淡い星雲から明るい星雲まで、常に最高のS/N比で撮影できます。

“I did test the readout noise in both HCG and LCG. They look good to me, here is what I have:Under low conversion gain at 100 Gain, read noise is about 3.47 with a full well depth of 50,691. And at high conversion gain, it's 1.25 read noise to 14,580 full well depth. ”

(参考訳:「HCGとLCGの読み出しノイズをテストしました。私の見解では結果はいいで、以下がそのテスト結果です。低変換ゲイン(ゲイン100)では、フルウェル容量50,691において、読み出しノイズは約3.47でした。一方、高変換ゲインでは、フルウェル容量14,580において、読み出しノイズは1.25でした。」)

6.作例一覧

撮影者:Naztronomy

7.こんな方に特におすすめ

広い視野で効率的に撮影したい方: APS-Cセンサーの広がりを活かし、大規模な星雲や銀河を一枚でダイナミックに捉えたい。

画像のクリーンさと高品位を求める上級者: ゼロ・アンプグローと低暗電流ノイズによる精細な画像、広いダイナミックレンジによる豊かな階調表現を重視する。

長時間・自動撮影を計画している方: 安定した冷却性能と電源設計、豊富なソフトウェア互換性により、信頼性の高いオートメーションシステムを構築したい。

8.まとめ

SVBONY SC571CCは、プロユースにも耐えうるIMX571センサーの高性能を、安定した冷却システムと実用的な設計でパッケージ化した、バランスの取れたAPS-C冷却カメラです。広視野撮影の効率性、微弱光への高感度、クリーンなノイズ特性といった天体写真に求められる核心的性能をしっかりと備えています。

特に、ゼロ・アンプグローによるダークフレームの質や、センサー面の高精度な実装は、最終的な画像品質の高さに直結する重要なポイントです。価格帯を考慮すれば、そのコストパフォーマンスは非常に高く、中級者から上級者まで、深宇宙撮影の可能性を大きく広げてくれる頼もしい相棒となるでしょう。

製品情報

製品名: SVBONY SC571CC カラー冷却天体写真用カメラ>>

主な対応ソフトウェア: NINA, SharpCap, APT, SGP, ASCOMドライバ

保証: 製品不具合(例:横縞ノイズ等)発生時の返品・交換保証あり

※ 新商品発売:SVBONY SC571CC 冷却カメラ!1月30日のライブ配信で限定特価をご提供します!お楽しみに!
※在庫あり、即日出荷!


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