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2025年7月星空天体イベントガイド
2025年7月の星空・天文情報 :水星が東方最大離角、七夕、みずがめ座δ(デルタ)南流星群が極大、夏の天の川など——★2025年7月の天体イベント★

2025年7月の天文現象カレンダー

日付 天文現象 時間 推奨機材
7月4日 水星が東方最大離角 夕方から宵、西北西の低空 天体望遠鏡
7月7日 七夕 日没後 肉眼
7月11日 満月・バックムーン 5時37分 双眼鏡
7月16-17日 月が土星に接近 夜遅くから明け方、東の空 天体望遠鏡
7月22日 月が金星に接近 未明から明け方、東から南の空 双眼鏡、天体望遠鏡
7月28日 細い月が火星に接近 宵、西の空 天体望遠鏡
7月30日 みずがめ座δ南流星群が極大 深夜から未明 肉眼
7月 夏季银河 日没後 双眼鏡

2025年7月の月相

🌓

上弦の月7月3日 4:30

🌕

満月7月11日 5:37

🌗

下弦の月7月18日 9:38

🌑

新月7月25日 4:11

2025年7月の天体イベント

7月4日水星が東方最大離角

水星が東方最大離角

2025年7月4日、夕方の水星が太陽から最も離れる「東方最大離角」となります。日の入り45分後の高度は約8度と低いですが、夕方に見える水星としては今年最も高い、比較的好条件です。

金星のような目印となる天体が近くになく見つけづらいため、方位と高度をよくお確かめいただき、西北西の空が開けた場所で双眼鏡でお探しください。

地球の内側を公転する水星は、見かけ上太陽から大きく離れることがありません。このため、日の入り後の西の空か、日の出前の東の空にしか見えません。今回のように太陽から東側に最も離れる「東方最大離角」のときには、日の入り後の西の低空で観測することができます。

▼4日(金)に沈む時刻(東京)
水星 20:32 太陽 19:01

7月7日七夕

七夕・織姫と彦星

7月7日は「七夕」で、おりひめ星(こと座のベガ)とひこ星(わし座のアルタイル)が天の川を渡って会える特別な日とされています。両星は夏の大三角を形作り、日没頃に東の空に現れ、未明には南の空高く昇ります。

短冊に願い事を書いたら、この星々を探して夜空を見上げてみましょう。

七夕の物語は中国の「七夕伝説」が起源です。天帝の娘・織女(織姫)と牛飼い・牽牛(彦星)が結婚後、仕事を怠けたため天の川で引き離され、真面目に働く条件で年に一度(7月7日)の再会を許されました。

日本ではこの星々が親しまれていますが、本来の七夕は旧暦に基づき、2025年は8月29日の「伝統的七夕」となります。七夕の夜は物語に思いを馳せながら夜空をお楽しみくださいね。

7月11日満月・バックムーン

満月・バックムーン・鹿月(Buck Moon)

2025年7月11日5時37分に満月を迎えます。アメリカではこの満月を「バックムーン」と呼び、7月が雄鹿(バック)の角が生え変わる時期であることに由来します。

鹿の角は世界最速で成長する骨であり、1日約2.5センチ伸びる特徴があります。

他の文化では、ケルトの「ワートムーン」(植物の成長期)、中国の「餓鬼の月」、チェロキー族の「熟したトウモロコシの月」など、季節の特徴に基づいた名称があります。

また、満月の3日前となる7月8日には、月のそばで輝くアンタレスを観察できますので、注目してみてください。

7月16-17日、22日月が土星と金星に接近

月が土星と金星への接近

7月の未明、東~南の空に金星(-4等)と土星(約1等)が見えます。土星は周囲が暗く見つけやすいでしょう。

16-17日夜明け前、ふくらんだ月が土星に接近します(16日:月は右、17日:左)。22日未明には細い月と金星が接近し、印象的な光景となります。

▼昇る時刻(東京)
16日(水) 土星 22:14 金星 25:47 月 22:11
17日(木) 土星 22:10 金星 25:47 月 22:39
22日(火) 土星 21:51 金星 25:49 月 26:23

7月28日細い月が火星に接近

月と火星の接近

7月の夕暮れ後、西の空に火星(約1.5等)が輝きます。日が経つにつれ早く沈むため、8月には観測が難しくなります。晴れた夜に西方空でお探しください。

7月28日(月)の宵には細い月が火星に接近します。西方の低空で見られるため、開けた場所からお楽しみください。

▼28日(月)に沈む時刻(東京)
火星 21:06 月 20:50 太陽 18:49

7月29日-31日みずがめ座δ(デルタ)南流星群が極大

みずがめ座δ(デルタ)南流星群が極大

2025年7月30日未明から明け方、みずがめ座δ南流星群が極大を迎えます。月明かりの影響がなく、1時間あたり15~25個の流星が期待できます。同日にはやぎ座α流星群の極大も重なり、観測条件は良好です。

28日には7月りゅう座γ流星群(1時間あたり約5個)、みなみのうお座流星群が活動し、ペルセウス座流星群も出現を始めます。流れ星は空全体に広がるため、特定の方向に捉われず広い視野でお楽しみください。

流星群の名前の由来はどこから来ているのでしょうか?
流星群は放射点が位置する星座にちなんで命名されます。たとえば、みずがめ座デルタ流星群の放射点はみずがめ座にあります。流星の軌跡は散らばっているように見えますが、その逆の延長線は放射点に収束します。これは、地球が彗星の塵の軌跡を通過するときに発生する現象です。

7月夏の天の川

天の川のイメージ画像
天の川と織姫・彦星

天の川は、天の川銀河(直径約10万光年)の星々の集合体です。地球はこの銀河の一部(中心から約2万6千光年)に位置し、銀河の円盤を横から見るため帯状に見えます。夏は銀河中心方向を見るため濃く、冬は外縁方向のため淡くなります。

天体望遠鏡(20~30倍推奨)や双眼鏡を使うと、肉眼では見えない星々の美しさをご覧いただけます。

梅雨明けの夏は星空観察に最適です。頭上には「夏の大三角」(ベガ・アルタイル・デネブ)が目印となり、その中を天の川が流れます。南には赤いアンタレス(さそり座)や「南斗六星」(いて座)が見え、天の川沿いには星雲や星団が広がっています。

暗い場所で双眼鏡や望遠鏡を使い、これらの夏の星座をお楽しみください。

7月の天体観測にオススメの製品

SV503 70ED 観望セット

SV503 70mm アップグレード版の天体望遠鏡セットは、接眼レンズ、天頂ミラー、SV224台座、SV182ファインダースコープなど、アクセサリーを自由に選択できます。この柔軟な組み合わせにより、優れた光学性能と便利な操作体験が実現します。経緯台を使用する必要がある場合は、安定した性能を持つ SV225 経緯台をお勧めします。

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MK127 望遠鏡 星雲星団も撮影可能

127mm有効口径とf/11.8の焦点比を誇るMK127は、惑星状星雲や球状星団や銀河の撮影に適しています。高反射率99%以上の誘電体コーティングを施したレンズで、鮮明で高コントラストな像を実現します。2インチ/1.25インチアダプター標準装備で、月面クレーターからM42オリオン大星雲まで、多彩な天体撮影を楽しめます。

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SV407 広角双眼鏡 星空観賞

42mm口径、2.1倍の広角双眼鏡は、星空観察に最適です。通常の双眼鏡(6-10倍)より広い視野で開放感があり、星座・星雲・星団の観察や、天の川の星々を数多く捉えられます。星を明るく見せるため、郊外はもちろん都会でも星空を楽しめます。IF式合焦で視力差があってもピント調整が容易。小型軽量で携帯に便利です。フィルター(月面用等)の使用も可能です。

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SV241 天文用電源ボックス(ベーシック)

天文撮影用に特別に設計され、ケーブル配線を整理するためにSV241 天文用電源制御ボックスです。複数のデータインターフェースを統合し、卓越した工業デザインとハードウェア保護機能を特徴としています。SV241-liteが皆様に楽しい天文撮影体験をもたらすことを願っています!

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出典・参考