最も目を引くのは、肉眼でも見えるほど明るい紫金山・アトラス彗星が夕方の空に現れることです。また、りゅう座流星群とオリオン座流星群の見頃は、それぞれ10月上旬と10月下旬です。
10月中旬も非常に興味深いです、9 月の有名な中秋の名月をうっかり見逃してしまった場合は、最大の満月である10月17日の月を鑑賞する機会をお見逃しなく。
彗星観察や星座巡り、月観察を楽しむのに加え、先月衝に入った土星もまだまだ見頃の楽しみが欠かせません。日没後、西の空低くに金星、南東の空に土星が現れ、土星が南下すると東の空低く木星が昇り、その後火星も見えてきます。
10月上旬の夜9時ごろ、10月下旬の夜8時ごろの星空です丨 出典:Stellarium
1日 | (火) | 水星が外合 |
3日🌑 | (木) |
新月 金環日食(日本では見られない :南太平洋、チリ、アルゼンチン) |
8日 | (火) | 🌟10月りゅう座流星群が極大 |
9日 | (水) | 木星が留 |
11日🌓 | (金) | 上弦 |
14日 | (月) | 月と土星が接近 / スポーツの日 |
17日🌕 | (木) | 🌟 スーパームーン(2024年 一番大きく見える満月) |
20日 | (日) | 土用の入り(太陽黄経207度) |
21日 | (月) | 🌟オリオン座流星群が極大 |
23日 | (水) |
月と火星が接近 霜降(太陽黄経210度) |
24日🌗 | (木) |
下弦 金星とアンタレスが接近 |
10月12日(近地点) |
日没後 |
西超低空 |
西5度 |
1.5~3等 |
地球に最も近く、彗星の観測に最適な時期です |
10月12日~10月15日 |
日没後 |
西超低空 |
西1度 ~ 西14度 |
1.5~3等 |
12日以降、夕方には西の低空で彗星が現れます。その後は徐々に地球から遠ざかり、高度も徐々に高くなって観測しやすくなります。ただし高度がまだ低いので、晴れた日や高い場所を選んで観測することをおすすめします。 |
10月16日~10月20日 |
日没後 |
西低空 |
西南西17度 ~ 西南西28度 |
2.5~4等 |
高度が上がるほど観測できる時間が長くなるため、最も観測しやすい時期と考えられます。しかし、明るさは日ごとに暗くなり、ついに彗星はほとんど見えなくなり、月明かりの影響を受けやすくなりました。そして、彗星の尾が短くなるほど、肉眼で見るのが難しくなります。 |
10月21日~10月31日 |
日没後 |
西空 |
西南西30度 ~ 西南西39度 |
2.5~6等 |
10月21日頃から月の出が遅くなり、夕方から月の出まで暗い夜空で彗星を観測できるようになります。 |
2024年10月17日21時に東京で見える月 丨 出典:Stellarium
10月17日の満月は一年で最大の満月となり、スーパームーンとも呼ばれます。これは月自体が大きくなっているのではなく、今年の満月の時期に地球と月の距離が最も近づくためです。
地球の周りを回る月の軌道は少し歪んだ円(楕円)なので、地球と月の距離は変化します。地球が月に近づくと満月は大きく見え、逆に月が地球から離れると満月は小さく見えます。ちなみに、一年で最も小さな満月は2月24日です。
満月は大きく見えたり小さく見えたり、500円玉と10円玉くらいの大きさが違いますが、実際の空で見るとほとんど目立ちません。しかし、このときの地球と月の距離を比べてみると、その差は約5万キロ(地球約4個分)もあります。
▪規模:1時間あたり5個ぐらい
▪月面の明るさ:28%(月明かりの影響がほとんどないです)
▪極大時間:10月8日 22時ごろ
▪星座:りゅう座
▪見やすい時間:8日宵から深夜
▪規模:1時間あたり5個ぐらい
▪月面の明るさ:83% (月明かりの影響で、見える流星が少なくなる)
▪極大時間:10月21日 15時ごろ
▪星座:オリオン座
▪見やすい時間:極大を中心とした前後数日間の夜半から未明。
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
アストロアーツ「星空ガイド」 https://www.astroarts.co.jp/
富山市科学博物館「今月の星空 」https://www.tsm.toyama.toyama.jp/
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